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ウンゴロ環境出現率ランキング(後編)

この記事は

ウンゴロ環境出現率ランキング(前編) - テンペストHSブログ

 

の続きで1位~6位の発表となります。

7位~15位は前編をご覧ください。

 

6位:ハンター 出現率:7.79%

4月:1位  5月:6位  6月:14位  7月:13位

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ハンターが総合6位!?意外ですね。4月はな、な、な、んと出現率1位でした!

環境序盤はローグ、メイジ(動物変身未採用)と相性のいい事から爆発的な人気でしたが環境中盤からより安定しつつ爆発力のあるアグロドルイドに出番を取られてしまいました。またシャーマンが流行りだした事も衰退した理由の1つではないでしょうか。

 

~デッキの歴史~

 

環境序盤:5マナのミニオンを「ツンドラサイ」or「巣作りロック鳥」のどちらかを採用したミッドレンジハンターが流行。ファイアフライ等1マナミニオンを豊富に入れた、「トルヴィア番兵」型も見かけられた。

環境中盤:アグロドルイドと差別化をはかることからミニオンを並べる形からフェイスを詰める「フェイスハンター」に変更。「サバンナ・ハイメイン」「ツンドラサイ」といったミニオンの代わりに「リロイジェンキンス」等を入れ始めた。

 

 

 

 

5位:海賊ウォーリア 出現率:8.22%

4月:4位  5月:4位  6月:6位  7月:5位

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「サーフィンレー・マルグルトン」がスタン落ちしたことや「ゴラッカ・クローラー」「タール・クリーパー」等海賊メタの登場により衰退するかと思いきや、苦手だったアグロシャーマンが消えたり、クエストローグに強いことからウンゴロ環境でも健在でした。デッキパワーは高いものの王者アグロドルイドや進化シャーマンに不利なことから環境トップには立てず常に環境上位止まりでした。

 

~デッキの歴史~

 

環境序盤:ミニオンはほぼ海賊と「純海賊ウォーリア」が流行。以前は「必殺の一撃」2枚がほぼ100%で採用されていましたが「スペルブレイカー」等代案カードを入れる形が増える。また「グリーンスキン船長」の評価が急上昇。

環境中盤:フェイスを詰める形の他、序盤を安定させるために「ファイアフライ」を入れたり、中盤の攻めを強くするために「ビタータイドヒドラ」を入れた形も流行。更に中盤以降のパワーを上げるために「カリモスの下僕」を入れたエレメンタル軸も登場。

 

 

 

4位:マーロックパラディン 出現率8.42%

4月:2位  5月:5位  6月:7位  7月:7位

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4月中旬から爆発的に増えたマーロック入りパラディン。序盤~中盤による高スタッツによる展開によりコントロールデッキに対してとても強かったです。あまりに流行りすぎたのか「飢えた蟹」が大流行したせいで5月以降は使用率が激減しました。クエストローグがナーフされた後はアグロデッキが減ることから環境トップを期待されてましたが環境中堅止まりでした。

 

~デッキの歴史~

 

環境序盤:マーロックを5~6種類程に収め、後は「アルダーの平和の番人」「聖別」「光の王ラグナロス」等単体でも活躍できる「ミッドレンジパラディン」が流行

環境中盤:切り札を「ティリオン・フォードリング」だけにし、「グリムスケイルのダチ公」「コールドライトの預言者」「王の祝福」等序盤に特化した「マーロックパラディン」にシフト。また「悪辣なる海賊」を入れた海賊型も流行

環境終盤:海賊要素に加え「アージェントの従騎士」を入れさらにアグロ化した「UKパラディン」も登場。

 

 

3位:クエストローグ 出現率:8.99%

4月:6位  5月:2位  6月:3位  7月:6位

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みんな大好きクエストローグは3位でした。コントロールデッキが流行らなかったのは間違いなくクエストローグのせいですね。「段取り」等によるインチキムーブしやすいデッキではありますがアグロデッキに弱かったため常に環境上位ではありましたが一度も1位になる事はありませんでした。またナーフ後はミラクルローグにシフトして姿を消しました。

 

~デッキの歴史~

 

環境序盤:クエスト達成の他、「腹裂き」「ナイフの雨」「エドウィン・ヴァンクリーフ」など汎用性の高いカードも採用されていた

環境中盤:上記3種の代わり「グレイシャル・シャード」「マーロックのド変鯛」「炎成のエレメンタル」「週末預言者」などクエスト達成するための構築に変わる。

環境終盤:ハンドアドバンテージを失わないようにと「怪盗紳士」が再評価される。ナーフ後はミラクルローグにシフトして姿を消した。

 

 

 

 

2位:コントロールメイジ 出現率:9.36%

4月:9位  5月:3位  6月:2位  7月:2位

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今まで序盤の展開に貧しかったフリーズメイジ(前環境ならレノメイジ)ですが「魔法学者」「原始の秘紋」の登場で2ターン目にヒロパを打たなくてもいい状況が格段に増えました。また、序盤の展開だけではフリーズ、発見、秘策どのタイプかわからないのも魅力的です。ミッドレンジや翡翠系など明らかに苦手マッチはあったものの、安定して「アイスブロック」を貼ることが出来て、次のターン盤面を無視して呪文による顔面バーンで勝つことが出来ました。評価されてから常に環境トップでしたが「ヤツ」が環境にいたせいでどの月も採用率1位にはなれませんでした。

 

~デッキの歴史~

 

4月上旬:序盤はフリーズさせ「アレクトラーザ」「大魔道士アントニダス」「パイロブラスト」をフィニッシャーとした「純フリーズメイジ」が流行

4月中旬:フリーズカードと「大魔道士アントニダス」の代わりに「ガーディアン・メディヴ」「カバールの飛脚」等ミニオンで攻める「発見メイジ」が登場。フリーズのコンボがない分汎用性の高いカードを入れられた。

環境中盤:「魔法使いの弟子」「キリン・トアのメイジ」など展開を早くした「ハイブリットメイジ」も登場。またあまりにメイジが増えたためフリーズメイジは「秘密を喰らう者」を入れだす。

環境終盤:フィニッシャーを「アレクトラーザ」から「魔力の巨人」に変えたメイジも登場。また「マナワーム」と「週末預言者」を一緒に採用したハイブリットフリーズメイジも登場。ついにはコントロールメイジにまで「希望の終焉ヨグ=サロン」を入れだす構築も。

 

 

 

 

1位:アグロドルイド 出現率:11.68%

4月:8位  5月:1位  6月:1位  7月:1位

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お ま た せ

親 の 顔 よ り 見 た 練 気 ヒ ナ

実 家 の よ う な 動 マ ナ

ナ ー フ 不 回 避

予想通りでしょうか?1位はみんな大好きアグロドルイドです。

4月は少なかったものの、評価された5月からは常に出現率1位でした。

全体除去を豊富に入れたメイジ、プリースト、シャーマンなど明らかな不利マッチは沢山ありますが練気によるインチキムーブ等によりあの海賊ウォーリア以上に理不尽が出来る事により評価されました。どんなに盤面を取っていても「動き回るマナ」1枚で返されてしまうこともあり、無闇に全体除去が打てないのも強さの1つでした。

 

~デッキの歴史~

 

4月:「飛刀手流忍者・六丸」を入れたマーロック軸が流行。また「アージェントの従騎士」や「卵泥棒」といった今では見かけないミニオンの採用率も高かった

5月上旬:デッキの安定性や「飢えた蟹」の流行によりマーロックの代わりに「ビタータイド・ヒドラ」をフィニッシャーとした形にシフト。この頃から「タール・クリーパー」の採用率がほぼ100%になる。好みによっては「鮫のゲンゾー」も採用される。

5月中旬:ミニオンを横並べする事に特化したことから「ドッペル・ギャングスター」を採用した形が登場。

6月以降:マーロック軸はほぼ消滅しテンプレが完成する。この頃から「爪のドルイド」「シェルシフター」を入れた構築も登場。

 

 

 

最後にウンゴロ環境に対して個人的な感想を

 

・プレイヤーから見たウンゴロ環境

ウンゴロ環境は様々なデッキが出現しました。この点ではカードゲームとしては大成功だと思います。カードゲームはプレイングや構築を考える楽しみは勿論、「何を使うのか考える楽しみ」も必要だと思うからです。「1強環境じゃなきゃじゃんけんゲー」と言ってる人もいますが「ラダーで何を使えば勝てるのか」を毎日判断して挑むのも実力の1つだと思うのでカードゲームである以上間違いなく様々なデッキがあったほうが楽しいと思います。

 

 

 

・「大魔境ウンゴロ」という商品から見たウンゴロ環境

こちらは逆にあまり成功していない思います。

理由は3つあって

 

・新システム「適応」が構築段階で全然使われない。「猛攻するヒナ」の1匹勝ち。

・新システム「クエスト」がウォーリアとローグしか使われてない。しかもローグはゲームバランスを壊すほどのパワーに。結果ナーフされた

・新種族エレメンタルの出現率の少なさ。基本的にシナジーしてるのはシャーマンだけ

 

ウンゴロをイメージするなら「クエスト○○」「エレメンタル○○」が流行っても良かったんじゃないかなーと思います。勿論自分はHS関係者でもなければただの1ユーザーです。ブリザードがどのように商品展開をしてどのような環境を望んでいるのかもわかりません。もしかしたら現状(ローグナーフ後)の環境を目指していたのかもしれません。

 

 

 

これで終わりになります。新弾までのこりわずかですが皆さん新弾のカード評価を行っておりますのでそちらをご覧になってみてはいかがでしょうか?

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それではシャイニー☆