12月のヴドゥ祭環境を振り返る
今回の記事は12月のヴドゥ祭環境のまとめです
筆者のラダー戦績を元に・・・といきたいのですが12/20頃急なバランス調整が行われたため十分なデータがありません。今月はHSreplay↓を元にウドゥ祭カードを使用したデッキに関して紹介しようと思います。
環境No.1:呪文ハンター
出現率:約8~9%
新カードはエサ付きの矢とズルジンの2枚。ズルジンはエサ付きの矢、側面攻撃、狩人の狙いの対象がランダムに選択されるため状況によっては自分のミニオンを自滅するリスクはあるもののこっちへ来い!とエメラルドの呪文石を計2回以上発動するだけで10マナ分の仕事をすると非常に強力なカード。呪文ランダム発動といえば過去に希望の終焉ヨグ=サロンがありましたがあちらは発動する呪文が完全ランダムなためどんな不利な状態でも逆転できる(フレイムストライク×2→究極の侵蝕など)事もありましたが逆に不利な状況へ導く(自分のヒーローにパイロブラスト×2など)可能性もありました。それに比べズルジンは全体除去や大量ドローといった派手な呪文を発動することはないが確実にミニオンを大量に召喚できるので確実に商品券が当たるクジ(ハワイ旅行は当たらない)と言ったところでしょうか。圧し潰す壁を採用しているプレイヤーもチラホラいてズルジンで確実に相手ミニオンを2体破壊する事も出来ます。メテオケアで真ん中に強力ミニオンを置くなよ
Tier1:ミッドレンジハンター
出現率:約5~7%
新カードはご主人様の呼び出しとスプリングポー。ご主人様の呼び声はデッキのミニオンを獣ミニオンにするだけで3マナ3ドローと非常にマナ効率のいいカードに化けます。新カードではありませんが凄まじき狂乱の効果で獣ミニオンを+2/2付与でデッキに埋めると中盤以降も強力なミニオンを切れる事なく戦う事が出来ます。スプリングポーは相手のミニオンを処理できる1マナ獣として使われてます。今までのアグロ系ハンターは獣をパワーアップして戦うデッキだったので相手の場だけにミニオンが残るとミッドレンジハンター側がミニオンを召喚しても相手ミニオンの戦闘で獣が一生残らない(=獣で攻められない)流れとなります。しかしスプリングポーが急襲ミニオンであるため自分の盤面が空であっても放電レイザーモーや凄まじき狂乱でパワーアップしながら相手のミニオンを処理できるようになりました。
Tier1:OTKパラディン
出現率:約4~6%
新カードはタイム!、トラのロア・シャヴァーラ、一閃の光の3種類。新カードも強力ですがドルイドやシャダウォックシャーマン、武器ローグと言った他のコンボデッキが消えた事により環境に舞い戻ったと言えるでしょう(=パーツ揃い競争になったら他のコンボデッキにまず勝てない)。発売前から話題になっていたタイム!は事前評価通り使用されてます。特殊勝利の準備を決める途中に無敵になる他に5マナ時にタイム!を発動して6マナ時に平等+性別を安心して発動、7マナ時にタイム!を発動して8マナ時に安心して剣竜騎乗を発動するなんて事も出来ます。アイスブロックと違い無敵になるタイミングは自分で選べるので自分のヒーローの体力を調整しやすいのが特徴です。トラのロア・シャヴァーラは0コストに近い状態に出して相手のトドメを遅らせるのが基本。そのまま使っても強いのですがアグロデッキ相手にはゴルゴン・ゾーラや老錬の酒造大師で繰り返し召喚するとそれだけで勝つこともできます(=実質レノ・ジャクソン)。トラのロア・シャヴァーラのおかげで動員で招集できなくてもコストを下げられるので無駄になる事がなくなったのもOTKパラディンと相性がいい所です。一閃の光はドローと回復同時に行える優秀なカード。単体で使うのもいいですが熱狂する火霊術師と一緒に使い全体除去など細かいコンボを仕掛ける事も出来ます。
Tier2上位:コントロールプリースト
出現率:約2~4%
新カードはファイアーツリーの呪術医、集団ヒステリー、ドッカンドラゴンの3枚。ナーフ前は奇数パラディンが主流だったためドラゴンモーの爆炎竜も採用されてました。ドラゴンカードが増えたためダスクブレイカーやスケイルワームがより効果を発動しやすくなりました。そしてドッカンドラゴンはミニオンを破壊しつつ攻撃力7を召喚できるためOTKパラディンや実験台プリーストなどコンボパーツを揃えるより処理を優先させる動きを作らせる事が出来ます。集団ヒステリーは発売前に話題になりましたが実際には1枚採用が主流な模様。非常に強力なカードではありますがそもそもアグロデッキが少なくなったのが原因ではないかと思います。来年の4月には心霊絶叫がスタンダード落ちするという事で集団ヒステリーが大活躍するのはもう少し先になりそうです。
Tier2上位:奇数クエストウォーリア
出現率:約3%
コントロールで知られる奇数ウォーリアはクエスト軸にシフトしました。理由はドルイドやシャダウォックシャーマン、武器ローグといったコンボデッキが減ったため長期戦になっても問題がない(=長期戦になればサルファラスのヒロパで優位になれる)ためです。新カードはアマニの戦熊とウーンダスタの2枚。ウーンダスタはアマニの戦熊の他にダイアホーンの幼生や月を食わうものバクを召喚できるのもポイント。ミニオンが主体のためメカメカ環境の奇数ウォーリア以上に自分から攻める事が出来るデッキとなっております。そのためコントロールデッキだからといって油断してるとミニオンで圧倒される事もチラホラ。
Tier2下位:奇数メイジ
出現率:約2%
ヴドゥ祭環境のラダーにおいて唯一新カードを5枚以上使用しているデッキと言っても過言ではないでしょうか?奇数メイジはテンポメイジとコントロールメイジの中間と言ったところ(ややコントロール寄りかな?)。画像には紹介してませんが秘策が入っている奇数テンポメイジもたまに存在する。新カードは大胆な火喰い男、放火魔、ドラゴンホークのロア・ジャナライ、(自由枠だが)爆炎波の4種。大胆な火喰い男はヒロパ使用時3マナ4ダメージになる呪文のようなカード。1/1ミニオンのおまけつきと考えればウォーロックのシャドウボルトと比べれば非常に強力。放火魔は3/3/4と優秀なステータスに加えドロー効果付きの文句無しの効果。3ターン目に召喚できればコントロールデッキとは思えない早さで相手のミニオンを処理しつつ手札を補給できる。ドラゴンホークのロア・ジャナライにより7マナで炎の王ラグナロスを召喚できるのは非常に強力。しかも4/4ミニオンのおまけつき。性悪なる召喚師で確定炎の王ラグナロスが出ると考えればインチキである事がわかるだろう?
おまけ:ナーフ前の環境
自分のラダー戦績でデッキタイプ別出現数を並べた所
スペルハンター
武器ローグ
奇数パラディン
ミッドレンジハンター
回復ズー
断末魔ハンター
偶数ウォーロック
シャダウォックシャーマン
マリゴスドルイド
ナーフあってよかった(小学生並みの感想)
今回ハースストーングランプリにエントリーしました。よろしければテンペストに投票お願いします!
筆者Twitter:テンペスト (@tempe443) | Twitter
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配信URL:https://www.twitch.tv/tempe443
シャイニー☆