01環境振り返り〜アオバとキスカ〜
今回はリリースされてから本日までの環境を振り返りたいと思います。パックで言うとAWAKEN、魔術都市の9戦士、BEYONDの3パックとなります。
AWEKEN環境(9/10~9/30)
アオバは当時は下記のような効果でした。アオバの強さはインチキの一言でリリース初日から注目を浴びました。修正されるBEYOND(10/29)まで黄色1強時代でした。言い換えるとアオバゲーと言っても過言ではありません。
黄単ミッドレンジ
リリース初日はウロボロス型の黄単ミッドレンジが流行しました。この頃はカマイタチやハヤテと言ったカードは採用されてません。
赤黄コントロール
リリースされてから4~5日経った頃アロンダイが評価され始めました。なぜなら黄色は攻撃を止める手段がリワイトウインドしかないためアロンダイの効果が通りやすいからです(飛来は攻撃そのものは通してしまう)。アオバのBP900を超えれば怖くないことからホーリークエイドやメガトンハンマーと言ったBPに関するカードが特徴です。アロンダイの追加ダメージを出すためにアレシャンド採用のデッキも存在してました。
黄白コントロール
アロンダイ+アオバの組み合わせは赤黄だけではありません。ビームスマッシャーでアオバを徹底的に除去する黄白コントロールが登場しました。戦い方は赤黄コントロールとほぼ同じで違いはマジックの違いぐらいです。サテライトビームのおかげでアンジェラを除去しやすくしました。アオバ同士の戦闘で自分だけBP上げやすくなりました。
魔術都市の9騎士環境(9/30~10/29)
リリースされてから初めての新拡張。リリース直後は全く注目を浴びなかったスフィンクスフォースが活躍し始めたはこの時期です。発売前は色々なカードが話題になりましたが、アオバが強すぎたため実際に環境デッキで使われたカードはホリィ、復讐のドラゴン、メモリアの3枚だけでした。
白コントロール
10月になると完全黄単1強時代となりそれに強い白コントロールが流行りました。クリスタルベイルは黄単のリワイトウインドやグリフォンの効果を受けません。カード除去が無理なら黄単側はアオバの戦闘で突破するしかありません。そこにビームスマッシャーやリアクティブシールドを合わせれば勝ちです。ホリィは白で唯一手札補給するカードです。スフィンクスフォースのおかげで生き残りやすいためいかに彼女を最速で召喚するかが勝負の分かれ目となりました。
黄単最終形態
BEYOND発売前の10月中旬頃になると黄単ミッドレンジの構築が固まりました。黄単ミラーは「デッキが回ればミラー以外負けない」「ミラーはフラッシュや飛来が怖いから序盤攻撃しない」と言う理由で単色なのにも関わらずキマイラフォースが採用されました。ハヤテ評価され始めたのもこの時期です。相手のアオバの攻撃を止めるためにカマイタチを採用し始めました。
アオバ能力変更(10/29)
BEYOND発売と同時にアオバの能力が変更になりました。これにより黄色1強時代が終わりました。
BEYOND前半環境(10/29~11/29)
新たに後退というワードが登場しペガサスフォースに注目が浴びました。デッキを選ばない1マナのポリン、ペガサスフォースのお供アルカス、殆どのミニオンを破壊できるバルドロードなど汎用性の高いカードが登場したのもこのパックです。
紫キスカ
発売当時のキスカは6マナで破壊時効果の制限もありませんでした。5枚めくってアリュシナシオン等が複数枚破棄されたらそこでゲームが終了です。デッキとしては非常に強力でしたが「キスカに依存してる」「防御が薄い」という弱点があったためアオバ環境程の支配力はありませんでした。
赤白リヤーボ
11月中旬頃赤白アグロの原型となる赤白リヤーボが登場しました。相手がブロックに徹底する(=自分の体力が減らない)事を活かしてリヤーボの体力7以上の効果を発揮しやすいのが特徴です。この頃は紫にミノタウロスフォース未採用が多かったため赤白が環境を支配してました
白コントロール
アグロが増えると白コントロールも増えました。構築は前環境とあまり変わりません。唯一採用された新カードスパイクトードはアグロデッキの攻撃を一瞬でシャットダウンしてウォレスを出されない限りはプレイヤーにダメージを受けない状況を作り出しました。
4枚のカード修正(11/29)
11/29に4枚のカード能力変更がありました。キスカの理不尽な効果が修正された他にゲームリリースされてから初めての上方修正も行われました。特にヤクーツォーくのBP上昇はバルドロードで破壊されなくなり色によっては対処不能なパワーを得ました。筆者の感想ですがこの修正でやっとゼノンザードのゲームバランスが保たれた気がします。
ランキング開始(12/9~11/23)
カード能力変更してから1週間後にランキングが始まりました。皆勝ちに行くので(あまり前ですが)今まで以上にガチデッキの出現率が増えました。
赤白アグロ
赤白リヤーボのリヤーボを抜いた構築。アグロデッキの完成形と言えるでしょう。トレーサードーベル等の存在から相手は低BPミニオンをレストしてターンを返さなくてはなりませんでした。その隙をついてドワーフの闘士+グレイブ・スマッシャーの襲撃コンボでゲームを一瞬で終わらせる事が出来ました。ランキング開始前は赤白アグロNo.1になると予想されましたが、いざ始まるとミノタウロスフォースやウォールオブエアー等でダメージ与えにくい事からNo.2〜No.3のポジションに落ちました。
パンデミック紫
ではランキング中何がNo.1だったのか?それは紫コントロールです。ミニオンをひたすら召喚する赤白アグロやヤクーツォークに頼りがちな緑に対してパンデミックが非常に強力でした。盤面をリセットしてから(ベースから引っ張ってきた)ベールフェゴルですぐに強力ミニオンを復活する動きが強力です。ランキング後半になると赤白アグロを徹底的に対策したフェニックス&ミノタウロスフォースの組み合わせも登場しました。
貫通緑
赤白アグロの攻撃をシャットダウンできるウォールオブエアーに注目浴びました。ランキング初期の緑は相手の攻撃を徹底的に防ぐ構築でしたが、パンデミックで攻め手がなくなる事から紫の除去以上のミニオンを展開できる貫通軸にシフトしました。紫側がマナを消費した状態で攻撃したらレストカードでフェニックスフォースを封じて貫通で決着をつけるデッキです。
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