コボルト環境におけるマーロックパラディンについて
今回はコボルト環境におけるマーロックパラディンの解説をします。
現時点でマーロックパラディンのデッキタイプは2種類あります。
・小粒ミニオンを大量に投入して神聖なる恩寵で手札を補充する「恩寵型(アグロ型)」
S45 レジェンド1位 ARAI マーロックパラディン | ハースストーンデッキ検索 HearthGamers
・従来の形に性悪な召喚師&恐竜化を入れ中盤以降の展開に強化した「性悪型(ミッドレンジ型)」
S45 レジェンド4位 matff ミッドマーロックパラディン | ハースストーンデッキ検索 HearthGamers
(上記のURLはハースゲーマーズ様から引用させて頂きました)
今回は後者の「性悪型(ミッドレンジ型)」に関して紹介します。
理由は
①最近、ヴォイドロードを投入したウォーロックが流行っている→一度彼を出されるとアグロ型では太陽の番人タリム以外ではほぼ返せない。加えて全体除去が豊富なため一度受けると全滅しやすい
②上記のウォーロックの対策デッキとしてハイランダープリーストの使用も増えた→全体除去が多いためウォーロックと同様キツイ
③アグロ型は最速で勝負を決める以外神聖なる恩寵を使う前提の試合が多い→引けないと勝ちにくい
④飛刀手流忍者・六丸やボーンメアと言った強力カードを投入する事が出来る
などがあげられます。秘策メイジやミッドレンジハンターなど全体除去を持たないデッキが増えたらアグロ型の方が強いです。どちらかを選択するかは環境次第ですね。
さて、話がそれましたが今回はカードの紹介と戦い方に関して紹介していきます。基本的な事は
騎士団環境のミッドレンジパラディンについて - テンペストHSブログ
をご覧ください。筆者がレジェ17位まで到達したレシピは下記通りです。
現段階で採用しているカードを赤文字、未採用のカードを青文字 で紹介していきます。
有徳の守護者
前環境マロパラには採用されていない構築もありましたが今環境では必須だと思います。理由は3つありまして
①前環境はローグがトップだったためヒロパ1回(2振り)で処理されてしまう→今ではローグが減ったため処理されにくくなった
②動員から出せる最優秀カード。マーロックを守れるのがGOOD!
③海賊の入った構築の減少→海賊パッチーズで処理される可能性が減った
書いてある事は非常に優秀なので今期は採用され続けるでしょう。
グリムスケイルのダチ公
最初は採用していましたが彼を抜いた理由は
①ウォーロックが増えたため(=スペルブレイカーを入れたい&冒涜の餌食になる)
②早い展開にするならアグロ型でいいのでは?
と言った所です。
動員
パラディンを組む以上は必須カードだと思います。このカードを発動すると
①VSコントロールデッキは全体除去を打たざるおえない→打ってもこちらの使用したカードは動員1枚なので手札が減りにくい
②VSアグロデッキにおいては有徳の守護者を出せればマーロック達を守れる
などの理由が挙げられます。
王の祝福&剣竜騎乗
現在はこれらのカードは採用されていない構築が多いです。理由は性悪な召喚師のアタリ(=8マナ)の確率を増やすためです。王の祝福はVSコントロールに剣竜騎乗はVSアグロにおいて強いカードなので今後の環境次第では採用される可能性は高いです。
コバルト・スケイルベイン
前環境では必須だった彼。マロパラ以外にもアグロデッキと呼ばれるデッキにはほぼ全部に入ってました。現環境で採用するか迷いましたが今は採用してません。理由はボーンメア、回廊漁り蟲といった強力カードやデッキコンセプトである恐竜化、性悪な召喚師のキーカードが全部高コストカードなので彼を入れる枠がないためです。書いてある事は強力なのでドルイドが増えれば採用される可能性は高いと思います。
性悪な召喚師
今回のキーカード。4マナか8マナのミニオンが出てきます。アタリの確率は1/2に見えますが前もって動員を発動する事を考えるとアタリは2/3まで上がる事が多いです(動員はキープする事もあるため)。
ボーンメア
説明不要の強力カード。前環境では採用されていなかった構築もありましたが現環境では必須だと思います。理由は王の祝福&剣竜騎乗が採用されていないため単体バフがボーンメアだけ(=役割が被るカードがない)ためです。影刈アンドゥインだけはどうにもならないですが他の場面において非常に活躍するカードです。
恐竜化
このカードが採用されているのは性悪な召喚師で表示させるためです。ぶっちゃけこのカード引いて使える状況の方が少ないです。王の祝福や剣竜騎乗が入っていないため単体バフのライバルが少ないのも理由の1つです。圧倒的不利な状況でもワンチャンリーサルを狙えるのもポイントです。
ティリオン・フォードリング
書いてある事は非常に強力ですが採用していない理由は2つあります。
①ボーンメア、回廊漁り蟲、恐竜化、性悪な召喚師等高コストカードが多い(理由はコバルト・スケイルベインと同じ)
②ウォーロックが増えたためヴォイドロードを突破する事が出来ない
といった理由があります。プリーストが増えない限り採用されないと思います。
・基本的な戦い方
※わかりやすく説明するため今回採用されていないカードも含まれてます
序盤:マーロックをいっぱい並べる
↓
中盤:バフをかける(温厚なメガザウルス、王の祝福、コバルト・スケイルベイン、剣竜騎乗など)
↓
終盤:性悪な召喚師、ボーンメア、ティリオン・フォードリング等を出す
と言った流れになります。つまりマーロックは序盤の展開を支えるカードであり中盤以降は別のカード達にバトンタッチする事になります(=中盤~終盤はマーロックだけで戦うわけではない)よってVSコントロールデッキの場合、早く攻める事によって自分の都合のいいように全体除去を打たせる必要があります。このことからマナカーブの動きが多少悪くなってもマーロックを探しにいきます。幸い動員があるおかげで3~4ターン目で一気にマーロックを大量展開できるようになりました。
・マリガンアドバイス
※詳しいマリガンガイドは環境が定まってから書く予定です。その時にマロパラが強ければ・・・
①後手なら動員はキープしてもいい。ハンドがよければ動員はマストキープ
理由:カード1枚でミニオン3体展開は単純に強い。上記説明どおりカード1枚に対して全体除去を打たせれば手札が減らない再度ミニオンを展開しやすくなる
②VSコントロールデッキにおいて序盤のマーロックが1枚確保してたら温厚なメガザウルスをキープしてもいい
理由:中盤のバフかけるカードが彼だけだから。マーロックを並べてもバフかけなければ意味ありません
③ 回廊漁り蟲は先攻後攻、相手のデッキタイプ関わらず1枚はキープ。後手なら2枚キープも視野
補足:むしろマリガンでキープしないなら蟲は抜くべきです。
④VSコントロールデッキ全般においてマリガンで有徳の守護者はキープしない(有徳→コイン勝鬨のムーブを除く)。
理由:「基本的な戦い方」記載どおり。序盤に攻めないとすぐ相手にテンポ取られます。
⑤VSプリースト、VSメイジにおいて序盤のマーロックを確保できれば勝鬨の剣はキープしてもいい。特にVSメイジの場合後手ならほぼマストキープ
理由:これらのヒーローはミニオンで序盤を耐える事が出来るヒーロー。ノースシャイアの聖職者、光熱のエレメンタル、ひとまねグリマールートといった体力3ミニオンが多いため剣1振りで倒せる可能性が高い。つまりテンポを取りやすいというわけ。メイジも同様
⑥VSアグロデッキでかつ先攻の場合、序盤で活躍できるカードは水文学者のみの場合はキープするか考える
理由:何もしない→水門学者のムーブはVSアグロデッキに対して遅すぎる場合がある。それなら1マナミニオンやロックプール・ハンターを探しにいくのも手
⑦VSウォーロックに対してはスペルブレイカーはマストキープ。
理由:一度でもヴォイドロードを出されれる負けるから。マナカーブが悪くなる可能性が高いが相性がよくないので欲張っていい
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まで。シャイニー☆