3月のコボルト環境を振り返る
今回は3月のコボルト環境について振り返ります
主流デッキの出現率と主要カードに関して紹介します。
ドラゴンプリースト
【先月4位(18.0%)→今月1位(17.3%)】
キューブロックやコントロールデッキに強い事から今月はドラゴンプリーストが環境トップになりました。構築に関しては新しくヴォイド・リッパー+密言・怖を入れたタイプが登場しました。出現率はノーマル型の方が高いですがVSアグロデッキに関してダスクブレイカー以外の全体除去があるのが魅力的です。ノーマル型に関しての構築の変化は多少ありました。1つ目は沈黙の出現率減少。理由はウォーロックが減ったことによりターゲットが減ったと思われます。2つ目はトワイトライト・ドレイクの減少。理由はミラーやアグロデッキに強いブック・ワームが必須化したためだと思われます。このデッキのデメリットは待ち伏せのガイストがぶっ刺さるかコンボパーツの事故ぐらいしかなくどんなデッキでも勝ち筋があるのが魅力です。
キューブロック
【先月1位(18.8%)→今月2位(14.2%)】
プリーストも弱い事から環境トップだったウォーロックが2番手に下がりました。キューブとコントロールの比率は約6:4とややキューブが多めでした。今月から新たに投入されたカードがいくつかあります。1枚目は鉄嘴のフクロウ。沈黙はウォーロックやドラゴンプリーストに強いのはご存知ですよね。それに加え体力が1のため冒涜の再度発動がしやすくなるため貧弱なスタッツがメリットに働きます。2枚目はカバールの密航屋(コントロールのみ)。第一使途リンの断末魔効果を発動できればコントロールミラーにおいてミニオン切れしないため強力ですが沈黙が弱点でした。しかし密告屋は自分ターン終了時に効果が発動するため確実に1枚のミニオンが得られます。それに加え密告屋自身が悪魔でないため取り憑かれた従者やマナアリの髑髏の効果の邪魔をすることはありません。スタッツもそこそこ優秀なのでアタッカーとしても活躍できます。
マーロックパラディン
【先月3位(10.1%)→今月3位(11.4%)】
ウォーロックが減った事によりマーロックパラディンも出現率向上しました。苦手だったプリーストはドラゴンに、ウォーロックはキューブに寄ったためコントロールデッキが減った事が理由だと思われます。構築に関しては新しくヴァインクリーヴァーが投入された事です。ウォーロックが減った事により冒涜を考慮しなくていい場面が増え、ドラゴンプリーストに関しては全体除去がダスクブレイカーしかない事が多いためこの武器によりダスクブレイカーを3回以上打たれてもミニオンの展開が出来るようになりました。他には特段構築の変化がなくスペルブレイカー・未鑑定の大槌・水文学者の枚数が減ったりするぐらいです
秘策メイジ
【先月2位(11.2%)→今月4位(8.5%)】
今月の秘策メイジは特段大きな変化は見られませんでした。プリーストはドラプリが多いため上級回復ポーションないため有利に動けますが、若干マーロックパラディンが増えた事により厳しい境遇となりました。変化点を強いて言えば変身ポーションをぼちぼち見かけるようになったぐらいです。アグロデッキ以外には非常に強力なため環境次第となるでしょう。
新兵パラディン
【先月7位(4.0%)→今月5位(7.8%)】
マッチであるドラゴンプリーストの増加により新兵パラディンの出現率が増加しました。構築に関しては先月と特段変化もなく新しいカードも見られませんでした。環境にはマッチしてますが早期決着が望ましい秘策メイジ、コントロールプリースト、ハンター、ローグ、ドルイドなど総合的な出現率を見るとマーロックパラディンを使用した方が有利マッチが踏めるため出番が奪われがちです(=これらのデッキはマーロックパラディンを使えば有利)。VSドラゴンプリーストだけを見るのであれば新兵パラディン一択だと思います。
コントロールプリースト
【先月8位(3.3%)→今月6位(6.8%)】
コントロールプリーストは今月もそこそこ登場しました(先月の出現率が低かったのは2月上旬にコントロールプリーストが全くいなかったため)。有利マッチであるウォーロックが減った事により出現率が増加とはなりませんでした。戦い方はいくつかあります。
~カバルの影の僧侶で盤面を取る~
メリット:縮小ポーションと合わせれば攻撃力5以下のミニオンであるヴォイドロードが奪える
デメリット:ミニオンを大量展開された時やプリーストミラー
~上級回復ポーションや宴のプリーストで回復~
メリット:アグロデッキや秘策メイジに関してデッキ切れまで戦える
デメリット:コントロールマッチやOTKしてくるウォーロック
~預言者ヴェレンによるOTK~
メリット:ウォーロックに対して盤面関係なくOTKできる
デメリット:装甲貯めるデッキに弱い。またコンボパーツが事故要因
~戦隊長エリーズによる手札補給~
メリット:影の幻視の選択肢ができる。コントロールマッチに強い
デメリット:VSアグロデッキにおいてパックを開ける暇がない
スペルハンター
【先月記録無し→今月7位(6.2%)】
先月から存在していたスペルハンターが3月になってから出現率が増加しました。キューブロックが減った事により長期戦がしやすくなった事が理由だと思われます。構築や使用する秘策に関しては上記のリストでほぼテンプレ化してます。VSアグロデッキにおいては序盤はワンダリングモンスターやイーグホーン・ボウにより盤面を取り、中盤以降は爆発の罠・猟犬を放て・死線の追跡者レクサー(DK)で全体除去をするなどあらゆる手段で戦えます。VSコントロールデッキにおいてはDKのバ獣による無限のリソースで戦う事が出来ます。環境トップのドラゴンプリーストに対しては村人の狙いで簡単に処理できます(生き残っていればの話ですが・・・)。何より強力なのはバーンズから確定で放たれし激昂ヤシャラージュでほぼ勝ち確まで持ってこれる事です。
ただのクソゲーじゃねーか!
その他のデッキ
9位以下のデッキは下記通りです
9位 | ズー | 3.9% |
10位 | コントロールメイジ | 3.4% |
11位 | ビッグプリースト | 3.1% |
12位 | ミラクルローグ | 2.6% |
13位 | ミルローグ | 2.3% |
14位 | 性悪プリースト | 2.0% |
ズー:マリガンでキューブロックと惑わせるため全体除去が打たれにくいのが特徴。キューブロックはヴォイドロードを出される前に、ドラゴンプリーストはOTKされる前に、パラディンはぶん回る前に勝負をつけなければならないためDK未採用の型が多い
コントロールメイジ:豊富な全体除去の関係からパラディンに強い。ドラゴンプリーストに対しては待ち伏せのガイストを出してOTKされないようにする。アグロデッキ以外に勝ちにくいため出現率は低め
ビッグプリースト:相変わらず環境云々よりいかに自分が回るかが課題。理論上最強(個人の感想)
ミラクルローグ:ウォーロックには昏倒、ドラゴンプリーストにはヴァイルスパイン・スレイヤーが強いため環境とはマッチしてる。しかしパラディン、秘策メイジ等アグロデッキに対して全体除去や回復を持ち合わせてないため不利マッチのデッキが多い。また、コンボパーツが多いため事故が多いのもネック
ミルローグ:VSコントロールに強いデッキとして活躍。特にウォーロックに対してヴォイドロードを手札に戻す(または燃やす)手段が多いため相性がいい。ミラクルローグ同様アグロデッキに弱いのが難点
性悪プリースト:VSコントロールに強いデッキだがヴォイドロードを出されると沈黙できない限り突破できない事が多いためドラゴンプリーストに出番を奪われがち
この記事のデッキ画像はahirunさんに許可を頂いて記載してます。この場を借りて御礼申し上げます。ブログ及びツイッターでほぼ毎日レジェンド上位のデッキレシピを紹介してますのでご覧になってはいかがでしょうか?私もよくお世話になってます!
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